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265 changes: 265 additions & 0 deletions デザイナーのためのClaudeCode入門.md
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# デザイナーのための Claude Code 入門ガイド

> **対象**: プログラミング経験がないデザイナー、またはコードを書かないクリエイター
> **目的**: Claude Code をデザイン業務に活用するための、実践的な使い方を理解する

---

## Claude Code とは?

ターミナル(黒い画面)で動く AI アシスタント。通常のチャットと大きく違う点が3つある。

| 比較項目 | 普通の Claude チャット | Claude Code |
|---|---|---|
| 記憶 | 会話が終わるとリセット | プロジェクトに記憶ファイルを置ける |
| ファイル操作 | できない | フォルダ・ファイルを直接読み書きできる |
| 繰り返し作業 | 毎回手動で依頼 | 定型作業を自動化・スケジュール実行できる |

---

## 🎯 デザイナーが使うべき機能

| 機能 | 操作場所 | デザイナーにとっての意味 | 優先度 |
|---|---|---|---|
| **Memory** | `CLAUDE.md`(プロジェクトルート) | ブランドガイドライン・トーン・命名規則を一度書けば毎回覚えてくれる | ★★★ |
| **Output Styles** | `/config` → Output Style | AIの話し方・回答フォーマットを変える。「解説型」「学習型」「カスタム」 | ★★★ |
| **Commands** | `.claude/commands/<名前>.md` | よく使う依頼をスラッシュコマンドとして登録。`/release-note` など | ★★★ |
| **Plan Mode** | `Shift+Tab` または `/plan` | 実行前に計画だけ提案させる。「まずラフを見せて」に相当 | ★★★ |
| **Checkpointing** | `Esc Esc` または `/rewind` | 操作を取り消して前の状態に戻す。Ctrl+Z に相当 | ★★★ |
| **Skills** | `.claude/skills/<名前>/SKILL.md` | 再利用可能な「得意技」。翻訳・トーンチェック・アクセシビリティ確認など | ★★☆ |
| **Settings** | `.claude/settings.json` | チーム全員の共通設定。Gitで共有できる | ★★☆ |
| **Subagents** | `.claude/agents/<名前>.md` | コピーライター・UXレビュアーなど専門家AIを作る | ★★☆ |
| **Hooks** | `.claude/settings.json` の hooks 設定 | 「作業が終わったら通知」など、特定タイミングで自動実行 | ★☆☆ |
| **MCP Servers** | `/mcp` コマンド | Figma・Notionなど外部ツールと接続 | ★☆☆ |

---

## 🧠 MEMORY — AIへの「ブランドガイドライン」

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| **ファイル名** | `CLAUDE.md` |
| **置く場所** | プロジェクトのルートフォルダ |
| **何ができる** | プロジェクトのルール・文脈をAIに永続的に記憶させる |
| **デザイン例** | ブランドカラー、トーン、命名規則、NGワードなど |
| **チーム共有** | Gitに追加してチーム全員で共有できる |
| **個人設定** | `~/.claude/CLAUDE.md` に書けば全プロジェクトに適用 |

**書き方の例:**

```markdown
# このプロジェクトについて

## クライアント情報
- ブランドカラー: #1A3B6E(ネイビー)、#F5A623(ゴールド)
- トーン: 誠実・信頼感・親しみやすさ

## テキストルール
- 日本語テキストは常に敬体(〜です、〜ます)
- ファイル名は小文字・ハイフン区切り(例: hero-image-v2.jpg)
- カタカナ英語は最小限に
```

---

## ⌨️ スラッシュコマンド — よく使う操作一覧

`/` を打つとメニューが出る。デザイン業務で使いやすいものを厳選。

### セッション管理

| コマンド | できること |
|---|---|
| `/clear` | 会話履歴をリセット。新しいテーマに切り替えるとき |
| `/compact` | 長い会話を要約してコンテキストを節約 |
| `/resume` | 過去の会話を再開する |
| `/rename` | セッションに名前をつけて管理 |
| `/rewind` | さっきの操作を取り消して前の状態に戻す |
| `/export` | 会話をテキストファイルに書き出す |
| `/copy` | 最後のAI回答をクリップボードにコピー |

### 見た目・操作感

| コマンド | できること |
|---|---|
| `/theme` | ライト/ダーク、カラーテーマを変更 |
| `/color` | プロンプトバーの色を変える(赤・青・緑など) |
| `/voice` | 音声入力で話しかける(20言語対応) |
| `/config` | 設定画面を開く(テーマ・モデル・Output Styleなど) |
| `/statusline` | 画面下部のステータスバーをカスタマイズ |

### 作業制御

| コマンド | できること |
|---|---|
| `/plan` | 実行前に計画だけ提案させる(Plan Mode) |
| `/effort [low\|medium\|high\|max]` | AIが考える深さを調整。重要な作業は `high` に |
| `/model` | 使うAIモデルを切り替える |
| `/context` | コンテキスト使用量をビジュアルで確認 |
| `/diff` | 変更内容をビジュアルで確認 |
| `/loop 30m /コマンド名` | 指定間隔で定期実行(最大3日) |

### 機能確認・設定

| コマンド | できること |
|---|---|
| `/skills` | 使えるスキル一覧を確認 |
| `/agents` | エージェント設定を管理 |
| `/powerup` | 10個のインタラクティブ機能紹介レッスンを受ける |
| `/doctor` | 環境の診断・動作確認 |
| `/memory` | `CLAUDE.md` を編集する |

---

## 🎨 OUTPUT STYLES — AIの話し方を変える

| スタイル | 特徴 | こんなときに |
|---|---|---|
| **Explanatory(解説型)** | 作業しながら内容を丁寧に説明してくれる | 新しいプロジェクト・慣れないシステムを学ぶとき |
| **Learning(学習型)** | 答えを教えるより一緒に考えながら進む | 「なぜこうするのか」を理解しながら作業したいとき |
| **カスタム** | 自分専用ルールを定義 | 「常に日本語で」「必ず箇条書きで」など |

設定場所: `/config` → Output Style

---

## 📁 COMMANDS — 定型作業をボタン化する

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| **ファイルを置く場所** | `.claude/commands/<名前>.md` |
| **呼び出し方** | `/名前` と入力するだけ |
| **チーム共有** | Gitに追加して全員で使い回せる |

**作成例:リリースノートを自動生成するコマンド**

ファイル名: `.claude/commands/release-note.md`

```markdown
---
description: 今月の変更点をクライアント向けリリースノートにまとめる
---

変更リストをもとに、クライアント向けのリリースノートを
日本語・丁寧語・箇条書きで作成してください。

フォーマット:
- タイトル(簡潔に)
- 概要(2〜3文)
- 変更点リスト(箇条書き)
```

→ 以後 `/release-note` と打つだけで実行できる。

---

## 🔧 SKILLS — 再利用可能な「得意技」を登録する

Commands に似ているが、より柔軟で細かく設定できる。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| **ファイルを置く場所** | `.claude/skills/<名前>/SKILL.md` |
| **呼び出し方** | `/名前` で実行 |
| **特徴** | 特定ファイルタイプを扱うときだけ自動起動できる |
| **確認方法** | `/skills` コマンドで一覧表示 |

**デザイナー向け活用例:**

| スキル名(例) | 何をする |
|---|---|
| `/translate-copy` | コピーを英語↔日本語に翻訳 |
| `/tone-review` | ブランドトーンに沿っているか確認 |
| `/accessibility-check` | テキストの読みやすさをチェック |
| `/summarize-feedback` | フィードバックを箇条書きで整理 |

---

## 🤖 SUBAGENTS — 専門家チームを作る

`.claude/agents/` に `.md` ファイルを置くだけで専門家AIが作れる。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| **ファイルを置く場所** | `.claude/agents/<名前>.md` |
| **呼び出し方** | 説明文に「PROACTIVELY」と書けば自動起動 |
| **確認方法** | `/agents` コマンドで一覧表示 |

**デザインチームでの設定例:**

| エージェント名 | 役割 |
|---|---|
| `copywriter` | ブランドトーンに沿ったコピー生成 |
| `ux-reviewer` | UX観点でのフィードバック |
| `translator` | 多言語翻訳専任 |
| `doc-writer` | 仕様書・引き継ぎ書の作成 |

---

## ⚙️ SETTINGS — チームの共通設定をまとめる

| ファイル | 用途 |
|---|---|
| `.claude/settings.json` | チーム共通設定。Gitに追加して全員で共有 |
| `.claude/settings.local.json` | 個人専用設定。Gitの管理外(`.gitignore`に追加) |
| `~/.claude/settings.json` | 自分のPC全体に適用するグローバル設定 |

設定できる主な内容:
- デフォルトのAIモデル
- 事前許可するコマンド(毎回確認しなくてよいもの)
- カスタム出力スタイル
- チームで使うプラグインやMCPサーバー

---

## 🔗 MCP サーバー — 外部ツールと接続する

| ツール | 何ができる |
|---|---|
| **Figma MCP** | デザインファイルの情報を直接参照 |
| **Notion MCP** | ドキュメント管理ツールと連携 |
| **GitHub MCP** | コードの変更履歴を参照してドキュメントに反映 |
| **Slack MCP** | Slackのフィードバックを自動で取り込む |

設定場所: `/mcp` コマンド

---

## 📖 知っておくと良い概念(デザイナーが直接使う機会は少ないもの)

| 概念 | ひとことで言うと | デザインのアナロジー |
|---|---|---|
| **Checkpointing** | 作業の自動セーブ+巻き戻し | Figma の「バージョン履歴」 |
| **Context** | AIが今の会話で覚えていられる情報量 | キャンバスの作業領域 |
| **Permission Mode** | AIが実行前に確認するかどうかの設定 | 「変更前に確認ダイアログを出す」設定 |
| **Effort Level** | AIが考える深さ(low / medium / high / max) | レンダリングの品質設定 |
| **Git Worktrees** | 複数の作業を並行して進める仕組み | Figmaで複数ドラフトを並行して作るイメージ |
| **Agent Teams** | 複数AIが同時に並行して作業(ベータ) | 複数のフリーランサーに同時に依頼するイメージ |
| **Plugins** | スキル・エージェント・MCPをひとまとめにした配布パッケージ | Figmaプラグイン |
| **Ultraplan** | 大きな計画をブラウザ上でレビュー・修正してから実行(ベータ) | プレゼンで上司に確認してからGO |
| **GitHub Actions** | GitHubのPRレビューをAIが自動実行 | デザインレビューの自動チェック |
| **Remote Control** | スマホ・別PCから作業を継続できる | どこからでもFigmaを開ける感覚 |
| **Hooks** | 「AがあったらBを実行する」自動トリガー | Zapierのような条件付き自動化 |

---

## 🚀 スタートロードマップ

| フェーズ | やること | コマンド |
|---|---|---|
| **Week 1 — 基本操作** | CLAUDE.md を作ってブランド情報を書く | `/memory` |
| | 見た目を自分好みに設定する | `/theme` `/color` |
| | Output Style を Explanatory に設定 | `/config` |
| | 音声入力を試す | `/voice` |
| | 操作を間違えたら戻す | `Esc Esc` または `/rewind` |
| **Week 2 — カスタマイズ** | よく使う依頼をコマンド化 | `.claude/commands/` に作成 |
| | 大きな変更前は計画を確認してから | `/plan` |
| | ルーティン作業を定期実行してみる | `/loop 30m /コマンド名` |
| **Week 3 — チーム活用** | settings.json をチームで共有する | `.claude/settings.json` → Git に追加 |
| | 専門エージェントを1つ作ってみる | `.claude/agents/` に作成 |
| | 会話ログをエクスポートして共有 | `/export` |

---

*このドキュメントは [claude-code-best-practice](https://github.com/dotandlinejp/claude-code-best-practice) リポジトリの内容をもとに、デザイナー向けに再編集したものです。*
*参考: [best-practice/](./best-practice/) · [README.md](./README.md)*